まるみワークス編集部でPC周辺機器を担当しているカイです。この記事は仕様表と、通販サイト・レビューサイトの口コミを編集部で比較し、日常的に使うものとしての満足度を軸に整理しています。今回取り上げるのは、PFUの「HHKB Studio」です。
なぜこの機種を選んだか
HHKB Studioは、HHKBシリーズで初めてメカニカルスイッチを採用したモデルとして2023年10月25日に発売されました2。発売から約3年が経った現在も、価格.comの通販価格比較には複数カラー・複数販売店のリンクが継続して掲載されており、取引が続いている状態です4。加えて、発売直後から現在まで独立系のレビューメディアや個人ブログでの言及が途切れず、今回のリサーチだけでも4媒体の独立レビューを確認できました5,6,7,8。
なお、今回のリサーチでは価格.comのメカニカルキーボードに絞った売れ筋ランキングページを特定できておらず、実売順位そのものは確認できていません。そのため「売れ筋上位」という位置づけではなく、「発売から時間が経っても言及が続いている注目機種」という基準で選んでいます。
仕様の整理
キー配列は英語配列・日本語配列の2種類、カラーは「墨(黒)」「雪(白)」の2色展開です1。スイッチはメカニカル方式で、キーストローク3.6mm・押下圧45g、MX方式3ピン/5ピンのCherry・Gateron・Kailh製スイッチに対応したホットスワップ機構を搭載しています1。ホームポジションを崩さずポインタ操作ができるよう、ポインティングスティックとジェスチャーパッドを本体に内蔵しているのも特徴です1。
本体サイズは幅308mm×奥行132mm×高さ41mm、公称重量は英語配列840g・日本語配列830gです1。電源は有線USB給電のほか単3形乾電池4本によるワイヤレス駆動にも対応し、公称のバッテリー駆動時間は約3カ月とされています1。対応OSはWindows・macOS・Android・iOS・iPadOS・visionOSです1。
口コミの傾向
POSITIVE
- メカニカル化後も打鍵感が心地よいという評価(Techno Edge、insnote)
- ポインティングスティック+ジェスチャーパッドによるマウスレス運用への評価(Rentio、HHKB mania)
- DIPスイッチ・キーマップ変更・ホットスワップによる調整幅の広さ(Rentio、Techno Edge)
- 本体の質感・デザイン性への評価(Rentio、HHKB mania)
NEGATIVE
- 従来のHHKB Professionalより重く携帯性で劣るという指摘(Techno Edge、insnote)
- ポインティングスティックへの慣れに媒体間で評価差(Techno Edge / insnote・HHKB mania)
- 乾電池4本による駆動の交換の手間・コストへの指摘(insnote)
- 精密なドラッグ操作を伴う作業には不向きという指摘(insnote)
独立レビューメディア: 4媒体のレビューを参照(Techno Edge・Rentio・insnote・HHKB mania)
打鍵感については、Techno Edgeがメカニカルスイッチ化後も「心地よい」感触を保っていると評価しつつ、従来の静電容量無接点方式とは質感が変わった点に触れています5。insnoteも同様に、静電無接点特有の感触から異なる質感へ変わったとしながら、心地よさ自体は評価する立場です7。
ポインティングスティックとジェスチャーパッドによるマウスレス運用は、Rentio・HHKB maniaの双方が評価している点です。Rentioはマウスなしで操作が完結する点を挙げ、HHKB maniaはタスク切り替えのストレスが減る点や、肩・背骨への負担が軽くなる点を評価としています6,8。このほか、DIPスイッチやキーマップ変更ツールによる調整幅の広さ、ホットスワップによるスイッチ交換の自由度がRentio・Techno Edgeの双方で挙げられており6,5、本体の質感やデザイン性についてもRentio・HHKB maniaが評価しています6,8。
重量と携帯性については評価が分かれています。Techno Edgeは従来のHHKB Professionalより重く、出張時の携帯性で劣ると指摘しており5、insnoteは実測923gとしてiPad Proより重く持ち運びには向かないと述べています7。この実測値は公式スペックの840g/830gとは差があり、どちらの数値がどの状態(本体のみ・電池込みなど)を指すのかは、今回のリサーチでは編集部として確認できていません。
ポインティングスティックへの評価も媒体によって分かれます。Techno Edgeは3カ月使用しても馴染まず、既存のマウスやトラックパッドのほうが実用的だとする一方5、insnoteとHHKB maniaは1時間から数日程度の慣れで実用的になるという立場です7,8。このほか、乾電池4本による駆動は交換の手間とコストが懸念点として挙がっており7、写真・動画編集のような精密なドラッグ操作を伴う作業には不向きで文書作成向きだという指摘や7、パームレストや吸振マットといった周辺アクセサリーを含めると本体価格に加えて実質1万円前後の追加投資が生じるという指摘もありました8。
普段使いの場面から見ると
口コミで挙がっている評価軸を整理すると、ポインティングスティックによるマウスレス運用や、Web会議中のタスク切り替えでの負担軽減といった、日常のデスクワークに近い場面での評価が中心です6,8。一方で、ポインティングスティックへの慣れには媒体間で差があり5,7,8、精密なドラッグ操作を伴う作業には不向きという指摘もあるため7、文書作成やコーディング中心の作業と、画像・動画編集を含む作業とでは向き不向きが分かれそうです。
価格の目安
価格.comの通販価格比較では、2026年8月23日の確認時点で無刻印モデル(黒・白共通)が44,000円、有刻印モデル(白)が41,800円で、Amazon.co.jp・楽天市場・Yahoo!ショッピング・PFUダイレクトなど複数の販売店にリンクが張られていました4。価格は変動するため、上記はあくまで確認時点の目安として見てください。
まとめ
HHKB Studioは、発売から約3年経った現在も独立系レビューメディアでの言及が続いている機種です5,6,7,8。打鍵感やマウスレス運用、カスタマイズ性が評価される一方で、重量やポインティングスティックへの慣れには媒体によって評価差があり5,7,8、使い方によって向き不向きが分かれる機種だと言えそうです。導入を検討する際は、この記事で紹介した仕様と口コミの傾向に加えて、各販売ページで最新の価格と在庫状況を確認することをおすすめします。
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HHKB StudioPFU HHKB Studio
現時点ではAmazon・楽天市場等のアフィリエイトリンクは未設定のため、メーカー公式ストアと価格比較サイトへのリンクを暫定的に掲載しています。
価格・在庫状況は変動するため、各販売サイトの表示を確認してください。